Sunday, February 17, 2008

シイタケ- behind the scene

一ヶ月に一回ほど実家に、手伝いをしに帰る。

帰るたびに家で出来たものを食べる。

先日は裏山を片付ける最中にシイタケの原木の様子を見、そしていくつか、収穫。

シイタケに十字の刃をいれ、何もせずオーブントースターで焼いただけだが、

それに醤油とマヨネーズをつけて食べる、まじうまい。

肉ではないので肉汁とは言わないんだろうけど、シイタケのうまみが”じゅ”と出てきて。

最近思うんだが農業ほどクリエイティブな仕事はないと思う。

自然の中のものをうまく組み合わせて、自然と調和しながらおいしい物を作る。

シイタケにしても、シイタケ菌を入れる原木の種類によって味が違ってくる。

ブナ、樫、楢とその組み合わせによっても違う。


先月は裏山の落ち葉集めをした。

この落ち葉、夏野菜の主役のトマトの肥料になる。

ハウスの地面をスッコップで掘り返し、そこに稲刈りで刈った藁をいれさらにその上に落ち葉を入れる。

すると落ち葉についた微生物が土の有機物の動きを活発にして、土を酸性から中性にし、良い土壌を作る。

お日様の下で自然と調和して、汗を流す。

手間隙をかければかけるほどおいしい野菜が出来る。

ただ今消費者の多くが、ただ野菜や米を食べるだけで、そのプロセスも考えていないのが残念だ。

普通にタバコの投げ捨てや、ごみのポイ捨てをするが、それが結局は自分の口に入っていくのを考えていない。雨が降れば川にごみが流される。その川から農家は水を引いて米を作る。その川は結局海に流れ着いて、その水で魚が育つ。

ごみの分別にしても、分別しないことによって温暖化が進む。それによって農作物の不順が起こる。
それによって農作物の高騰が起こる。

結局は消費者に帰ってくる。

今まで日本は海外から多くのものを輸入してきたけどそれは日本の円高があって始めて成り立ってきた。でも10年後20年後日本の円高は続くか。続かない。中国、インドを始め、途上国からの輸入もそう容易ではなくなる。すると誰かは「そうなったら国内の農業にシフトすればいい」というかもしれない。
でも農業はそんなに簡単じゃない。10年20年で作れる産業ではない。

まとまりがなく、話がグダグダとなってしまったが要するに、

消費者の人にはもう少し先を見て、農業について、環境についていろいろ考えてもらいたい。

1 comment:

Anonymous said...

いや~コメントが深いね・・・
今、餃子や中国野菜が問題になっているそうだけど、きちんとまじめに作っている人までも淘汰されるような状況にはなってほしくない。なんかそうなりつつあるんじゃない?もしそんなことが起こったら、善人も悪人になってしまうかも。要するに、周りの悪しきスタンダードな環境が善人をも変えてしまいかねないってこと。周りの環境ってやっぱり大事。
全く関係ないけど、最近FX投資に興味持ち始めた。いろいろ経済状況がわかるしね。
でも日本のFX投資はダメ。儲けの50%が税金で取られる・・。やっぱり投資は海外運用しかない。日本の投資ビジネスってなんかうさんくさいのは何故のかな・・・。素朴な疑問。

/匿名野郎Aチーム